2014年02月20日

家相

住まい造りを考えていく上で、一度は頭の中を通過するものに「家相」があります。
鬼門(北東・丑寅の方角)に便所は避けたいとか、玄関は南がよいなど・・・・

もともとは、古代中国の三王国、夏(か)・殷(いん)・周(しゅう)が栄えた時代が起源とされ、その後日本に伝えられてきました。

中国大陸の北には黄河が流れていますが、この黄河の中流域あたりは気候的に寒暖が激しいところで、河の流れ方も直角になっていて、しばしば氾濫していました。国を豊かにし安定させるためには、水が豊かでなければなりません。河が氾濫しては作物は育ちません。

またこの中流域の北東(鬼門)は蒙古です。蒙古は黄河の氾濫に乗じていつも攻める機会をうかがっていました。

そういう身の危険を避けるためには黄河をきちんと修復しなければなりません。当時治水事業は国を守る国家的プロジェクトでした。水を治める者が国を治めると言われるように、この治水事業に成功したのが夏の禹王(うおう)王です。

その後も中国では北東(鬼門の方角)は「外敵が攻め入るところ」としてずっと警戒してきた歴史があります。
秦の始皇帝が万里の長城を築いたのは、北東から攻め入る匈奴対策でした。


地理的にも気候的にも、北東の方角は「寒風吹きすさむところ」というイメージがついてまわります。
暖かい地方の民族は寒い地方に住んでいる民族に攻め入ることはほとんどありません。やせた土地に魅力はありません。
(でもナポレオンはそんなことおかまいなしに寒い地方に攻め入って失敗していたみたいですが・・・)


逆に寒い地域に住む民族は豊かな土壌を求めて、南へ攻め入ります。
地理的には、北方民族が南に住む民族を攻めるのは考えてみれば当たり前の現象なのです。

鬼門に位置する便所が嫌われるのは、たたりとかではなく、

「家の中で北東はあまりにも寒いとことなので、脳卒中を起こしやすい」

と考えた方が自然かもしれません。





posted by ばばちゃん at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | プラン 家相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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