2013年12月16日

土地(敷地)の形

土地の形はどんな形がよいか・・・

正直言って答えはありません。どんな形であっても一長一短あります。敷地を生かすも殺すも設計次第でしょうか。


 

その1 正方形

形に無駄がなくまとまっていて安定感もありそうで、他の長方形や台形よりは断然いい!・・・そう思っておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。


でもそれは土地の面積や周辺環境、用途地域によりけりなのです。

郊外と都市を比べて見ましょう。

郊外はたいがい最低でも40坪とか50坪とか面積的にゆとりのある土地が多く売りだされています。プランを考える上でも家の形の自由度も増しますので、正方形はもとより長方形もたいへん都合のいい形と言えるかもしれません。面積的に余裕のある土地は、住まいの様々なことをカバーしてくれます。


では今度は都市の密集地を考えてみます。
土地の値段が高い分面積も小さく20坪前後なんてのはザラにあります。境界線ギリギリに建物も建っています。建ぺい率も80%〜100%と、敷地いっぱいに建てられるのが特徴です。


敷地いっぱいに建てられるということは、敷地の形に則して建てることになりますから敷地が正方形ならば家の形も正方形になりがちです。


正方形という形はその性質上、縦方向、横方向とも、方向性を持ちにくいので視線が延びず、空間に広がりが出にくいという難点があります。窓の位置や家具の配置によっては求心的な空間になって窮屈感ばかり出てしまったりします。

 sq-11_R.JPG  正方形は縦、横とも空間の流れの強さが同じ


ですからそうならないためには、窓の位置をしっかり計画して外部空間(庭など)と連続させて内と外が一体になった空間をつくるとか、吹き抜けを設けて縦空間をつくり広がり感を出していくとかの工夫が必要になってきます。


土地が正方形でも、建ぺい率いっぱいに建てないでまとまった空地をとって、建物の形を長方形にするという方法もあります。
そうすると空間に方向性が出て、視線も延びリズム感のある空間ができます。


sq-4_R.JPG

広がりの出る空間のつくり方の一つでもあります。

これはまた別のセクションで解説します。


その2 三角形


三角形に近い敷地は、かたち的にいびつで良くないイメージが先行して敬遠されがちですが、三角形の利点を生かし上手く設計に反映させれば、豊かな空間の住まいが実現します。

まず家の外形ですが、三角形の敷地の斜辺に沿って外壁を計画して長さを生かした設計をすると家が大きく見え、内部空間も広がりが出やすくなります。


家の形が三角形に近い形になりますがプランニングをうまくやれば楽しい空間が出来あがります。


たまに三角形の敷地に四角い家を建てているケースがありますが、見た目は無理やり押しこんだ窮屈な感じがしますし、三角形という利点を生かしていないのが残念です。


さて家の形が三角形だと、部屋の形は?と疑問がおこりますが、長方形でも構いませんし、三角形でも問題はありません。


三角形は遠近感を利用しやすい形ですから部屋に奥行き感が出しやすいと言えるでしょう。また空間の流れとしては、三角形の鋭角の部分に集まろうとするのでその部分を窓などで開放してやるといっきに広がり感がでます。


tr-1_R.JPG





posted by ばばちゃん at 13:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 土地 敷地の形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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