2014年02月01日

経済的なプラン

   間取りは、合理的であることが重要です。


   敷地が狭い場合や四角形でないなど特殊な条件下では、敷地に合わせて間取りを考えるお話はしましたが、普通の四角い土地に建てる場合、コストパフォーマンスを優先させるなら矩形で考えていった方が都合がいいのです。


   リビングや浴室やトイレなどの各部屋が四角形で構成されるのが普通ですからそれらを組み合わせて考えて行く時、家全体の形がキチッとまとまった矩形(四角形)が一番無駄がなく合理的と言えます。


 合理性とは無駄がないことなので、経済性につながっていきます。


  よく建て売り住宅などで外壁がやたらガタガタとなっている間取りをチラシなどでみます。

一見間取りに無駄がないように見えますが、結局はまとまっておらずどこかに無駄があります。

また外壁をガタガタさせると形体的に安定しませんから、構造的にもよくありません。


 それぞれの空間をパズル細工のように練り上げていくと、必ずきれいな矩形に納まります。
そしてこの時大切なのは、各部屋の空間も矩形であることです。部屋に凹凸は禁物です。
 


 間取りの矩形(四角形)は合理性の究極の形です。

プラン形_R.jpg





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2014年01月21日

間取りを考える前に

古い家を壊して建て替える場合も、新しく土地を手に入れる場合も、家を建てようと意識し始めると、誰しも最初の情報として、本屋さんに行く人も多いのではないでしょうか。

「間取りのいろいろ」とか「モダン○○特集の家」とかの雑誌をいっぱい買って「あっ!こんなのいいなあ〜」「へえ〜○○千万でこんな家が出来るのか・・・」とか・・・・・
雑誌から得る情報は湧水のごとく次から次へ「夢」を溢れださせます。


また休日を利用して家族そろって住宅展示場へ行き、そこで見るハウスメーカーの住宅もそれなりに心をくすぐります。
「こんな書斎ほしい!」「これやったら家事も楽(ラク)そうやわ〜」と、ますます早く家が欲しくなる衝動にかられるでしょう。


そして、雑誌購読をはじめ、住宅展示場のはしごが何回も続いてくると、少し熱が冷める時期がボチボチとやってきたりもします。あちこちから集めた情報が飽和状態になっていて頭の中がごちゃごちゃ。疲れも手伝って一体何がいいのか自分でまとまらなくて停滞してしまうのです。

「夢」をまとめ上げるのは大変な作業です。

でも、なぜまとまらないのでしょうか・・・・

「センスがない」「建築の知識がないから」

・・・・・違います。


そもそも、雑誌や展示場で得た断片的なものを自分の家に当てはめて、まとめあげること自体無理なのです。
それは丁度、俳優は決まっているのだけれど、「あらすじ」や「台本」がないのでドラマがつくれないのと似ています。


「あらすじ」「台本」の話をしましたが、そうなんです!!
住まい(家)づくりにも、「あらすじ」や「台本」になる「原作」が必要です。


「原作」が決まらない限り、プランを練っても砂の城になってしまいます。

一旦原作が決まったら、役柄や俳優を決めて行きます。「キッチンはこの位置で」とか「玄関はこんな感じに」という風に少しづつ形が決まっていくのです。
プロといえども全く何もないところから家の間取りやデザインを考えるわけではありません。

では原作はどこにあるのでしょうか・・・・。

目の前にあるご自身の土地(敷地)がその「原作」となります。

土地(敷地)には必ず秩序があります。その土地にしか存在しない世界でひとつの秩序、あなただけの秩序です。

設計者はそれを読み取りイメージしていきます。逆を言えばその読み取りをいかに深く正確にしてくかが設計者に課せられた最初のハードルでもあり、腕の見せどころとも言えます。

そう考えますと、土地を手に入れた時点で、家の間取りや外観の半分は決まってしまうと言っても過言ではないでしょう。

しかし土地(敷地)に「良い」「悪い」はありませんから、最終的にはその土地(敷地)に合った、土地の利点を生かした家を考えていくことが基本となります。






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2013年12月16日

土地(敷地)の形

土地の形はどんな形がよいか・・・

正直言って答えはありません。どんな形であっても一長一短あります。敷地を生かすも殺すも設計次第でしょうか。


 

その1 正方形

形に無駄がなくまとまっていて安定感もありそうで、他の長方形や台形よりは断然いい!・・・そう思っておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。


でもそれは土地の面積や周辺環境、用途地域によりけりなのです。

郊外と都市を比べて見ましょう。

郊外はたいがい最低でも40坪とか50坪とか面積的にゆとりのある土地が多く売りだされています。プランを考える上でも家の形の自由度も増しますので、正方形はもとより長方形もたいへん都合のいい形と言えるかもしれません。面積的に余裕のある土地は、住まいの様々なことをカバーしてくれます。


では今度は都市の密集地を考えてみます。
土地の値段が高い分面積も小さく20坪前後なんてのはザラにあります。境界線ギリギリに建物も建っています。建ぺい率も80%〜100%と、敷地いっぱいに建てられるのが特徴です。


敷地いっぱいに建てられるということは、敷地の形に則して建てることになりますから敷地が正方形ならば家の形も正方形になりがちです。


正方形という形はその性質上、縦方向、横方向とも、方向性を持ちにくいので視線が延びず、空間に広がりが出にくいという難点があります。窓の位置や家具の配置によっては求心的な空間になって窮屈感ばかり出てしまったりします。

 sq-11_R.JPG  正方形は縦、横とも空間の流れの強さが同じ


ですからそうならないためには、窓の位置をしっかり計画して外部空間(庭など)と連続させて内と外が一体になった空間をつくるとか、吹き抜けを設けて縦空間をつくり広がり感を出していくとかの工夫が必要になってきます。


土地が正方形でも、建ぺい率いっぱいに建てないでまとまった空地をとって、建物の形を長方形にするという方法もあります。
そうすると空間に方向性が出て、視線も延びリズム感のある空間ができます。


sq-4_R.JPG

広がりの出る空間のつくり方の一つでもあります。

これはまた別のセクションで解説します。


その2 三角形


三角形に近い敷地は、かたち的にいびつで良くないイメージが先行して敬遠されがちですが、三角形の利点を生かし上手く設計に反映させれば、豊かな空間の住まいが実現します。

まず家の外形ですが、三角形の敷地の斜辺に沿って外壁を計画して長さを生かした設計をすると家が大きく見え、内部空間も広がりが出やすくなります。


家の形が三角形に近い形になりますがプランニングをうまくやれば楽しい空間が出来あがります。


たまに三角形の敷地に四角い家を建てているケースがありますが、見た目は無理やり押しこんだ窮屈な感じがしますし、三角形という利点を生かしていないのが残念です。


さて家の形が三角形だと、部屋の形は?と疑問がおこりますが、長方形でも構いませんし、三角形でも問題はありません。


三角形は遠近感を利用しやすい形ですから部屋に奥行き感が出しやすいと言えるでしょう。また空間の流れとしては、三角形の鋭角の部分に集まろうとするのでその部分を窓などで開放してやるといっきに広がり感がでます。


tr-1_R.JPG



posted by ばばちゃん at 13:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 土地 敷地の形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月13日

 新しく土地を購入する際、私共の事務所に訪ねられて「この土地どうでしょうか?」

とアドバイスを求められるケースがあります。


 検討しておられる土地の用途地域、建ぺい率などの法的規制からくる建築条件や道路の位置関係、周辺の環境、方位などからくる土地の性格をプロの目からみて「こういう土地ですね」とアドバイスはさせていただいています。
 ただ、たまにあるのですが「買った方がいいですか?」的質問。買う買わないはご自身の問題なのですが、そこをあえて私共に聞いてこられるのは、最後の背中のひと押しがほしいといったところでしょうか。

 土地というのは結婚と同じで縁の要素がたいへんつよく働きます。一生懸命探ししていても見つからない時は全然見つかりませんし、逆にあきらめかけていた時に、まるで神様が下りてきたようにサッと見つかる時があります。


 見つからないと嘆いておられる方の多くは、たいがい条件がきびしい場合が多いようです。

 そんな方に知っておいてほしいのが、「どんなにいびつな土地(敷地)であっても、設計の工夫次第で住みよい豊かな住まいが出来あがる」ということです。


 ですので、住みたい地域の案件が出たら、「せまいな〜」とか「隣にビル建ってる」とかの理由でパスしてしまう前に、一度専門家(住宅設計事務所など)の意見を聞くのも一つの方法です。


「子どもの学区を考えると、この場所が気に入っています。ただこのようないびつな土地ですがどんな設計が考えられますか」といったことのアドバイスをもらうのです。

(ただし設計事務所もピンキリですので注意がいります。またアドバイス料も多少発生します)


 アドバイスをもらい「なるほど」と感じることができれば、一歩前に進めます。

 そういったことを知識として知っておくと、探す間口もグンと広がり、縁もあなたに味方してくれるでしょう。


 



posted by ばばちゃん at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 土地 縁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月01日

はじめまして

都会、地方問わず、住宅街を歩いていると、ふと目が留まる「お家(オウチ)」で出くわすことがごくたまにあります。

「デザインが洗練されている」とか「道路からの見え方が計算されている」とかというプロの目から見た感じ方ではなく理屈を抜いた「何となく」というか・・・



「頭」で惹かれるのではなく「こころ」で惹かれる

そんな「お家」に出会った時、なぜかホッとして癒された気分になる時があります。

逆に、立派な大きなお家だけど何となく「寂しい」感じが伝わってくる・・・・

そんな「お宅」もあります。


人も同じことが言えますね。服装は普通、髪型も普通、でも何となく「存在感がある」と感じた人に出会った経験はないでしょうか。


人柄が表情やオーラに出るように、住まいもそこの生活を写しだすと思っています。

そう考えると、「豊かな住まいは家族や人を幸せにする」と考えられます。

そんな住まいはどうしたら作れるのでしょうか・・・

という思いのブログをスタートさせました。

皆さんと共有できれば幸いです



どうぞよろしくお願いします。




posted by ばばちゃん at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | はじめに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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